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小林よしのり
2019.1.30 15:22日々の出来事

伊藤詩織氏の「Black Box」は傑作である

伊藤詩織氏の『Black Box』を赤線ひっぱりながら
読んで、衝撃を受けた。

初めて、女性の心理に没入して、レイプ被害者に
なりきってしまった。恐るべき体験である。

この本は思想や主張やイデオロギーなど、すべてを
超越した傑作だと思う。
スキャンダル的な興味本位の面白さではないのだ。
これはジャーナリストが書いた本として、疑似体験
させてくれる本として、もっと評価が高くていい
傑作である。

たくさん本を読んできたが、わしが男だからかも
しれないが、これほど新しい読書体験をさせてくれた
本は近年珍しい。

秘書みなぼんも読めと伝えた。泉美木蘭さんはすでに
読んでいた。笹幸恵さんも読んで欲しい。
今度、3人でこの本に関する生放送をやりましょう。
わしの読者はみんな読んで欲しい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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